ワーカホリックは綺麗な逃避


不安やストレス、人生のフラストレーションを、頑張れば形になる仕事で解消しようとしていたが、仕事自体もストレス源なので、負の積み上げだった。素直に楽しむ時間や交流や生活を犠牲にして、本当に感じている不安や寂しさを否定することに躍起だった。

世間的には派手で、やり甲斐あって、凄いと言われる仕事には確かにそういう面があるから、余計に気付きにくかったのだと思う。 
自分は頑張って価値を生み出している、という綺麗な逃避に。

ドーパミンと慣れと刺激増加傾向、バーチャルは感情が湧き辛く前頭葉が弱る(但し、感受性豊かでエンパシー気味なので私の場合は 体験レベル)。
習慣なんて思い込み、世間や第三者意見なんて反発の元、スッパリ止めてみるのが脳的にとっては大事なのだろう。
繰り返す事には 快感がある。未知の不安よりもネガでも予測つく行動の方が安心する。周りの反応で学んでしまうので、とにかく努力と過労が良い事だと刷り込まれてしまっていた。それに加え、優等生的正義、頑張ることが正義で周りに与えることは素晴らしいという刷り込みは、搾取システムの教科書。綺麗な概念だからこそ、疑わない。個人的不安と社会的教科書が組み合わさると、最強のブラックワーカホリックが回り出す。
それらを自覚した時、黒紫の重くイヤなエネルギー(魔物的イメージ)がのしかかり、子供の頃から押し付けられてきたパターンを彷彿とさせる、不安で不快な独特の感覚が来た。
本などの形而上の学びでその状態に強く対応したが、まさに私の人生を食い物にしてきた存在、何度も精神とエネルギーに大打撃をぶつけ ネガティブに引き込もうとしたものの正体、それを自覚した時の本当の怒りと解放。

仕事が生き甲斐、と走っている人、一度リセットしてみよう。本来のゼロベースからこそ、仕事を通じたやり甲斐で進めるのだ。

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不思議と夢の話~夜の魚~

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