「おじさん構文」がSNSで話題になっていたので、「おばさん構文」もあるなと思い調べたり、自分宛のDM等を鑑み、改めて考えてみた。
例文自体は(著作権や特定リスクのため)載せる訳にもいかないので個々で検索して欲しいが、基本構造は下記と整理した。絵文字や定型句が悪いのではなく、「善意や綺麗事でカモフラージュした支配欲等の加害性」の構造が不快で違和感をもたらすのだ。
「おじさん構文/おばさん構文の基本構造」
○○ちゃん/○○君呼びの馴れ馴れしさ
関係性に不釣り合いな親しげな挨拶
心配や応援を装った構ってちゃん行為
訊かれてもない自分語りやセルフツッコミで弱い/バカな/天然で可愛い等の自分像アピール
返信をねだる様な締め
+返信来ないとキレる・泣きとかメンヘラムーブ
+鬱陶しい量の絵文字やクセのある言葉使い
仕事関係やお店のスタッフ宛、コミュニティ関係やタレント的活動者宛等、年下や目下扱い、あるいはファンの体を取って、独りよがりなメッセージやコメントを繰り返す迷惑行為だ。
また、SNS等で見かけるエセスピ系や浅薄な自己啓発系(オンラインサロンや界隈ビジネス等)にも、一見良い事言っているのに違和感や不快感を感じる定型があるようなので整理した。
「エセスピ系構文/浅薄自己啓発系構文の基本構造」
明るい挨拶
皆さんは○○ですか?的な呼びかけ
自分は○○に気付いた/学んだ/感動した等の浅薄で自慰的な意識高い系発言、空回りポジティブシンキング
内輪だけで通じる変な単語(成幸、○○コンサル等、浅薄で欲深いので言霊やブランディングを勘違いして意味を歪めて悪く機能している、その言葉で検索すればカモリストができる)
締めは宣伝
+界隈の幼稚な馴れ合い/アゲコメント
+○○さんの為に/○○を心配して等の自分の不安押し付けや構ってちゃん行為
ヒマかつ、周りから認められていなくて不満を溜めていたり、自分で自分の機嫌をとる自律性の無さ=歳重ねるだけでは大人になれず、努力や行動や考察から人は成熟や器を大きくしていくものなのにそれをせず、己の欲求だけで他者に加害して回る幼稚性が困ったちゃんなのだ。
「おじさん構文/おばさん構文」を使う人は性欲や庇護欲や支配欲を持て余した人、「エセスピ系構文/浅薄自己啓発系構文」を使う人は実力以上の承認欲求や努力無しで特別な存在になりたい浅ましい人、又は単純にビジネス勧誘目的などから、一見明るく良い事を言っている風なのに違和感や不快感が出てくるのは自然だ。
その構造の根本的に良くない所は、欲求をベースに他人のエネルギーを奪おう(構ってもらう、優しくしてもらう、あるいは傷つけて意識してもらう、お金稼ぐため)とする加害性だ。
特におばさん構文や浅薄自己啓発系構文やエセスピ系構文は、良い事をしていると勘違い・自惚れて自身の欲を認識していないパターンが多い様だ。別に欲自体は自然なものだから良い。問題は自身の欲そのものを見て理解して最適な行動を取ろうとせず、他者に対して綺麗事の嘘で加害目的のコミュニケーションをする図々しさだ。
もう一つ、SNSで気になるのが弱者属性を言い訳に、被害者意識で加害して回るパターン。
「自称弱者構文/被害者意識構文の基本構造」
○○なことがあった
自分○○なので(発達障害、HSP、シャフ、非モテ、オタク等、弱者的なセルフレッテル)
こんなに傷付いた/泣ける/○○できない/わかってもらえない=弱者だから被害で可哀想=自分悪く無いアピール
+界隈の傷の舐め合い(定型やリア充や脳筋にはわからないよね、○○ちゃんカワイソウ等)
+○○だから、を言い訳にDMの連投や長文送り付け、粘着行為、仮想敵作り煽る等
自称発達障害や自称HSP、社会不適合者や非モテ、オタクや諸々をプロフィール欄に書き、その要素自体は悪く無いが、その要素を言い訳に構ってちゃん行為(過度な不幸・傷付きアピールと他者の優しさや諸々のエネルギー乞食行為)、加害行為(自分の意見と違う相手を否定するスタンス、単に意見や諸々が違うだけというニュートラルな大人の寛容さではなく弱者の自分の意見と違うのはお前が悪いという姿勢、反論されるとオタクだからとか○○だからと言い訳)をするからだ。
これも一見、可哀想に見せて違和感や不快感があるのは、他者のエネルギーを奪おうとしたり加害する欲が基礎構造にあるからだ。
本当に心の病や不幸を抱えた人は、淡々としていて、自分で背負い、他者の足を引っ張る様な搾取行為はしないスタンスが多い。そういう人達には優しく協力したいと思う。
以上、「おじさん構文/おばさん構文」「エセスピ系構文/浅薄自己啓発系構文」「自称弱者構文/被害者意識構文」が不快で違和感あるのは、欲をカモフラージュした加害性、という構造を結論とする。
欲は自分でちゃんと向き合い理解し、それを叶える為には基本的にはストレートな考えや行動やコミュニケーションを取る方が自然で、他者も気持ちいいと思う。
○○構文、気をつけましょう。
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2023/1/31 追記
「○○構文」だとオブラートに包みすぎていて、あるある話にタイトルで気付けないとのことで、タイトルを変更した。
絵文字過多とかではなく、この構造でのコミュニケーションの取り方が“欲をカモフラージュした加害性”なのだ。
私もいまだに「おじさん構文」的な粘着をされ、気を使いながら線引きせざるを得ない。年齢や容姿や職業柄だけではなく、「優しそう」=断らない・構ってくれそうと思われる場合も、そういう人達にターゲットにされる。私より歳上の女性にもこのブログ記事に激しく同意していただき、最近も「おじさん構文」が届き、不快で迷惑だったそうだ。
仕事関連や趣味関連等、繋がりの都合上、SNSや連絡先を知られている「おじさんや困った人」から、メッセージアプリ等で用事もないのに多量の連絡が来て怖くなる。
その内容も自分話やネガティブな話など、無理に合わせて返信し「構ってちゃん」を悪化させることも無いので、時間を置いたりスタンプで返したりして距離を取ろうとすると、こちらがオンラインや既読にした瞬間、次のメッセージを打ってきたり、SNSの投稿にアレコレ言ってきたり、一日中監視されている嫌な感じがしてストレスだ。
一般の場で眉をひそめられるような下ネタやネガティブな話も聞かされると苦痛だ。好かれたいなら、こちらが楽しくなる様な話やこちらの都合を考えるのが基本だろうに、構ってちゃん特有のレスポンス乞食で、可哀想な自分(弱者/被害者)の話ばかりしたり、思い通りの返答が無いと怒って攻撃的になったり。
「おはよう」から「おやすみ」まで一日中メッセージされ、普通プライベート予定あるだろうという日時に一方的に通話求めてきたり、度を越した言動とパターンが「おじさん構文」な人もいるので線引きをした。
新しい記事やSNSにも書いたけれど、“心配”をキーフレーズに繰り返し連絡し、“良い人”と印象付け依存させようとするおじさんとおばさんとスピ系ビジネス人もいるので、若手や自我が弱い人は気をつけてほしい。
そういう人って自律的な人間とわかると一気に連絡してこなくなるから、その人を崇拝したり“○○さん良い人、○○さんが〜”と自分を主語にせず○○さんの話が多い人は、まず支配的に洗脳されているので、周りのまともな人は気づかせてあげて、自分を持つよう諭すこと。
欲をカモフラージュした加害性の仕組みを皆理解しよう。
Image by Pixabay
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