最近、ライブ配信で自分が絵を描く様子、下地作りから描写から考えている事まで発信して公開した。沢山の反応を貰った。出し惜しみしなくたって、尽きる事は無い。私はそれより速く進歩する。

才能と言う人もいるけれど、これは努力だ。自分が美しいと感じた色合いを意識的に分析したり、画材が紙の上でどういう風に働くかを何度も何度も繰り返して習得した塩梅、勉強と訓練、イメージやデザイン的な計算や即興で、現実の形にできるようにしているだけだ。

先日、自分が主催するオン会で、自分の名前につけている黒い星のことを初めて人に言った。私は幼い頃に自分が絵描きだと自覚した時、右手首に黒子があって、それを絵描きの星だと直感したのだ。

一枚の絵を見て、描きたい！と思い借り物の画材で描いて、絵描きというキーワードに稲妻が走ったのだ。

絵が描けなくなった約10年間、その黒子は薄くなっていて、もう一度絵を描く覚悟をしたときにもう一つ黒子ができた。

黒い星は私の絵を描く星なのだ。

2020.07