「美術館女子」問題に見る、本気で好きなものに向き合わない問題について。


「美術館女子」問題。

先週末から美術界隈やアートファンの沢山の方々が苦言を呈していて、私の参加する文化コミュニティも議題にしていた。

広告人として、企画成立の背景と座組みや制作フローは想像がつくから責めたくはないけれど、一個人として美術を本気で愛しているので、今回は時事ネタを出す。

女性の客体化や反知性主義、「美術鑑賞」という真摯で主体的かつ、感性だけではなく知性でも取り組む体験を、許されないレベルまで舐めていたので、美術手帖(及び報道メディア)が骨を見せてくれた。
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美術手帖記事リンク

ここにほぼ意見は書かれているので、あえて長くは記さないが、どんな入口でも美術に触れ楽しんで貰えれば良いと思う。
「美術を」楽しむならば。
でも、美術館でインスタ映えする私という視点や、アートをファッションの様に使い作品を見ていないこと、企画元の写真の美術館マナー違反、理解しようとしない舐めた姿勢。

老若男女、美術に向き合うことは平等だ。インテリぶるのもダサいが、興味の湧いた作品や作者を調べ、背景や考えや技法ほか沢山の事を知り、考える事で美術は更に面白くなる。

○○女子、ニワカ、ファッション○○等が不快に思われるのは、マウンティングではなく、本当にそれを好きで感性・知性・時間・エネルギーを掛けてきた人達からしたら、「本気で好きで向き合っても取り組んでもいない」からだ。

私は「美術館女子」ではない。
Image by Pixabay

不思議と夢の話~夜の魚~

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