元々この神社は昔はもっと上にあり、今も山上に奥宮がある。その奥宮の更なる裏に、ボロボロの木の祠がふたつあり、小さい方があなた(私)のご先祖のものでは無いかと。
昔は神官が5名おり、その内のひとつが祖先らしいのだが、その後継の方が最近亡くなられたという。
正直「呼ばれた」としか思えなかった。
目的地の参道についた途端、ズンと体に何か衝撃が来た。(上の写真は衝撃受けた瞬間)
空気の塊のような澄んだエネルギー、手で探ると私の2倍位の身長で、足巻きが太くて、頭に2本のツノがあり「ガンダムみたいだな」と思う存在が奥宮まで共に歩んでいるようだった。(後で更に調べるとそれはここの神様のようで、3メートルという身長も牛のツノも当てはまった。素盞嗚尊の神社としか調べていなかったから、そんな神様は知らなかった。それをガンダム…)
山道を登り奥宮に着き、裏に回ると、本当に私の背よりも小さな祠がある。ご挨拶して跪いたら、隠されたように小さくその名が確かにある。糸が繋がった。
そこで静かに 特別な時間を過ごした。祈っているのは私なのに、もっと違う時のわたし、おそらく高祖母の気持ちが重なっていた。自分の膝が、白とベージュの小花柄の着物となっているイメージが浮かんだのだ。曾祖父の代からキリスト教に改宗し、高祖母の家と何かわだかまりがあったのかもしれない。
その神社は816年より在り、『今年1200年記念』という奇跡の時に 私は辿り着いたことになる。
父方の家はこの地から生まれたのだ。この地は『白梅』を好み 様々な名称に梅が含まれているが、家の家紋は『梅』である。根無し草の不安をいつも抱えていた私は、ここで「私にも地元があったのだ」という言葉が浮かんだ。
世界を旅し、ヨットに乗ったり本を読んだり、身軽で聡明で芯の強かった父方の祖父。実際に会ったのはおそらく10回にも満たないけれど、親族の中で唯一、私の名をきちんと覚えて優しくしてくれた祖父が好きだった。この旅の報告を持って、御墓参りをしようと思った。
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